ぼっちフリーターカスメンタル

ぼっちのフリーターです

現実では非現実を、非現実には現実を

初めて深夜アニメを見たのは中学生の時。

 

友人とカラオケに行った時、

その友人は「only my railgun」を歌っていた。

 

ちなみにカラオケの機種はDAM

有名なアニメはアニメ映像が使われがちで、

カラオケ制作とは言え侮ってはいけない。

 

DAMの作る映像は普通にyoutube

再生回数が多いmadといい勝負をするくらいの

クオリティだったりする。

 

それを見て

「可愛いな...かっこいいな...というか

映画じゃないのにこんな作画綺麗なのか...」

 

と思い、すぐにDVDを借りて

以降俺はアニメを見始めた。

 

始まりが超電磁砲ということもあって

現実ではありえない異能力系を好み、

その後は異世界系など、とにかく

非現実要素の強いものばかり求めていた。

 

それが今、好みが変わり現実に即したもの

を気にいることが多くなった。

 

と言っても所詮はアニメ、漫画。

フィクションであることに変わりはない。

そんなことないだろうというシーンは

沢山ある。

 

でも、フィクションなのに、非現実より

リアルを感じる瞬間がある。

 

例えば縁側で食べるスイカ

風鈴の音。ひらひらのついた扇風機が

首を振るようなそんな夏。

 

現実の夏なんて縁側はないし

イカは食べない時もあるし

風鈴は家になくて近所のある家

の音を盗み聞きするくらいで

上に書いたような夏なんてない。

 

でも、創作の世界では

多くの人が共通で持っている

「もの」に対するイメージを

組み合わせたり詰め込んだりして

 

現実にはほぼ有り得ない非現実に

現実以上のリアルさを与えたりする。

 

そういうのが好きで

非現実にも現実感を求めるようになった。

 

 

逆に現実世界。

とあるにハマった中学時代は

変な呪文を唱えながら手を前に出し、

炎でも出ないかとグーパーを繰り返した

ことがある。

 

本当に炎が出るなんて

もちろん思ってないが

そんなことがあったらいいな

みたいに思いながら何となくやってた。

 

今でもそこまでではないが

こんなロマンのない現実は

つまらないから空から

女の子でも降ってこないかと思うことはある。

 

現実には非現実を、非現実には現実を

求めてしまうのはなんか面白いなと思いました。

 

捻くれの天邪鬼なだけなのかもしれないけど